結論から言うと、一人暮らし〜二人暮らしならL13×楽天モバイル固定回線化は“条件付きで代用可能”です。ただし、一瞬のラグが命取りになるFPSガチ勢や、絶対に通信を途絶えさせられない在宅ワーカーは、この記事を最後まで読んで慎重に判断してください。
正直に告白すると、「このまま光回線を解約していいのか……」と、この半年間で何度も自問自答してきました。夜21時、いつも通りYouTubeを開いた瞬間に読み込みが止まったあの夜。月3,278円という安さに惹かれつつも、生活インフラを手放すリスクの大きさに、一瞬、本当に不安になりました。
僕は今、あえて光回線を解約せずに、L13×楽天モバイルが本当に「固定回線の代用」として合格点を出せるのかを検証しています。2026年、プラチナバンドが普及した今だからこそ見えてきた、カタログスペックではない「実際にやったこと」と「解約への判断基準」をありのままに共有します。
【検証環境スペック】
- 検証場所:静岡県西部(軽量鉄骨造アパート2階・窓際に設置)
- 使用端末:Speed Wi-Fi HOME 5G L13(ファームウェア最新)
- 計測期間:2025年9月〜2026年2月(半年間・光回線と併用)
- 計測方法:Speedtest.net / Fast.com にて、Wi-Fi接続で実施

【実測】プラチナバンド導入後の「体感」とパケ詰まりの現実
2026年現在、楽天モバイルのプラチナバンド展開により、以前より屋内での「圏外」はかなり減ったと体感しています。しかし、アンテナはフルなのに通信が停滞する「パケ詰まり」はゼロではありません。特に「楽天モバイルは遅い」と言われる時間帯(20時〜24時)の挙動には注意が必要です。

エリア的に4Gしか掴めないので40Mbps前後なのはしょうがないですね。最近は夜にYouTubeで色々な国の4K動画をボーっと眺めるのがお気に入りなんですが、自動設定だと画質が480P止まりだったりすることも……
そこまで映像美を求めているわけではないのでいいっちゃいいんですが、この「Wi-Fi越しの一瞬の不安定さ」というデメリットを許容できるかどうかが、解約に踏み切れるかの境界線です。
※体感やエリア状況は住環境(階数・方角・遮蔽物)で大きく変わります。
L13×楽天モバイルの基本設定(最短ルート)
まずは安定検証の前提となる初期設定を済ませます。僕が実際にやった最短手順は以下の通りです。
- 本体リセット:中古品は必須。背面ボタン長押しで初期化。
- SIM挿入:底面スロットに楽天の物理SIMを装着。
- APN設定:APN名「rakuten.jp」、ユーザー名「rakuten.jp」(必要なら)を手動追加。
- 5G SAをオフ:NSA固定で安定化。
この状態を作って初めて、「本当に使えるか」の検証がスタートします。
※実際の画面付き手順やZTE Linkアプリの操作方法は別記事で詳細解説しています。
>>詳しいAPN設定手順の個別解説はこちら(準備中)
安定化の定番設定:5G SAをあえて「オフ」にする

設定画面(192.168.0.1)で5G SA(スタンドアロン)をオフにすることは、安定運用の鍵です。
理由はわからないんですが、少なくとも我が家では5G SAをオンにすると原因不明の断絶が起こってしまいます。そもそも5Gエリアではない我が家では速度に大きな影響もないので、5G SAはオフっているのが現状です。
※ただしエリアや基地局状況によって挙動は異なる可能性があります。
楽天モバイルでパソコン作業は快適?テレワーク検証
「パソコンで仕事に使えるか?」という点ですが、結論から言うと大容量ファイルをたくさんやり取りしない方なら問題ありません。
有線接続時の上り速度は平均20〜35Mbps。具体的には500MBある動画ファイルをクラウド上にアップロードするのに、約2分かかりました。光回線に慣れている身としては少しストレスに感じる時間です。幸い僕の仕事は数MBの画像ファイルをアップロードするくらいなので仕事に支障はありません。
Wi-Fi接続ではなくL13の2.5GbEポートからLANケーブルで直接PCに繋ぐ方法があります。Wi-Fi接続時に比べてジッター(速度の揺らぎ)が抑えられるのでビデオ会議を安定させるには効果的です。ただし、数GBあるデータファイルのやり取りに関しては体感を少し早める程度で根本的な解決策にはなりませんね。
- Zoom / Google Meet:1時間の会議中、映像が止まることはほぼなし。
- クラウド同期:4Gエリアだと数GBのデータ転送は厳しい。5Gエリアなら実用レベル。
楽天モバイルでオンラインゲームは遊べる?Pingと実用ライン
ゲーマーが最も気にする「Ping(応答速度)」ですが、楽天モバイル回線では平均50〜60ms程度で推移しています。これはプレイするジャンルによって評価が分かれます。
| ジャンル | 快適性 | 実測Ping(目安) |
|---|---|---|
| FPS(Apex / Valorant) | 夜間は厳しい | 45ms〜75ms |
| MMORPG(FF14 / DQ10) | 問題なし | 60ms〜80ms |
| ソロゲー / ターン制 | 快適 | 60ms〜 |
※補足:僕自身はFPSを日常的にプレイしているわけではありません。ここはPing計測と夜間のジッター傾向からの判断です。
通信ログを見る限り、夜間にジッターが出る日は、もしFPSのランクマッチをガチでやっていたら「今の撃ち負け、回線のせいか?」と疑いたくなる人もいると思います。反応速度が命のゲームにおいて、光回線の絶対的な安定感にはまだ一歩届いていないと感じます。
もしあなたが1フレームの遅延も許せないタイプなら、夜間は光回線を選んだ方が後悔しないでしょう。NATタイプは僕の環境では「タイプB」相当で動作しましたが、環境や設定により変動する可能性があるため、ガチ勢は導入前のテストを強く推奨します。
光回線を解約すれば「年1.5万円」浮く。その価値をどう見るか
もし光回線を解約して楽天一本に絞れば、年間で約15,000円、2年間で約3万円が浮く計算です。これを「1日あたり」に直すと約41円の節約。缶コーヒー一本分にも満たない金額ですが、年間1.5万円あればサブスク代にはなりますね。
ただ、光回線の「何も考えなくていい安心感」は、やはり強固です。対してL13×楽天モバイルは、自分で手入れをして育てる「道具」に近い感覚です。「完全な安定性」を求めるなら光回線、「コストと柔軟性」を取るなら楽天。僕はまだ、その天秤を揺らしている最中です。
結局やったことまとめ(3行)
- 5G SAをオフ(NSA固定):切断対策の必須項目
- 21時台の速度を3日間チェック:自分の環境での限界を知る
後悔しないために。僕が設定した「撤退ライン」
僕は、「3日連続で21時台に25Mbpsを下回ったら光の解約は諦める」と決めて運用を始めました。以下の基準を頻繁に下回るなら、それは固定回線化を断念すべきサインです。
- 21時台に下り30Mbps未満が頻発する
- Ping値が常に100msを超え、仕事に実害が出る
- 1日に1回以上、原因不明の切断が発生する

よくある質問(FAQ)
- 楽天モバイルで「固定IP」は使える?
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標準では使えません。サーバー公開や特定のVPN利用で固定IPが必要な場合は、光回線を残すか、別途有料のVPNサービスを検討する必要があります。
- 家族4人でも光の代わりになる?
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夜間の混雑状況によります。夜間に4K動画を家族全員で同時視聴するのは正直厳しいです。一人暮らし〜二人暮らしがボリュームゾーンと言えます。
- 本当に無制限で使えますか?
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月間データ容量の上限は設けられていません。ただし、短期間に極端な大容量通信を行った場合は制御が入る可能性があるため、常識的な利用を前提とするのが安全です。
まとめ:検証は続く。焦って解約する必要はない
- 半年間で再起動が必要だった回数:3回(熱対策前)
- SAオフ設定後の「謎の切断」:0回
- 仮に光を解約していた場合の節約額:約15,000円
固定回線化は「いきなりオールイン」するものではなく、検証してから決断するものだと僕は考えています。僕はまだ光を解約していません。
半年後、この記事に「ついに解約しました」と追記する日が来るのか、それとも「やっぱり光は残しました」と書くのか。その結論も、正直に報告します。まずはあなたも、1週間の「併用テスト」から始めてみませんか?
