楽天モバイルのサブ回線はおすすめ?メリット・デメリットと最強の組み合わせ

楽天モバイルをサブ回線として使うメリットを示したアイキャッチ画像

メイン回線が圏外になった瞬間、PayPayもLINEも仕事の連絡も止まる。そんな“詰み”を避ける方法として、今はサブ回線を持つ人が増えています。

その有力な候補のひとつが「楽天モバイル」です。

先に結論を言うと、楽天モバイルは「通話が多い人」「通信障害の保険がほしい人」「楽天市場をよく使う人」におすすめです。逆に、電波の安定性だけを最優先する人や、月500MBも使わない人には向きません。

迷ったら、「通話を節約したいなら楽天」「維持費を極限まで下げたいならpovo」と覚えておけば大きく外しません。

この記事では、2025年末に1,000万回線を突破した楽天モバイルを予備回線として使うメリットやデメリット、他社との賢い組み合わせ方を、実際の運用イメージが湧くように解説します。

目次

楽天モバイルはサブ回線としておすすめ?

通話代を下げたいのか、通信障害の保険がほしいのか。まずそこだけ決めれば、楽天モバイルが合うかどうかはかなり見えてきます。

以前より電波環境は改善傾向にあり、サブ回線としては使いやすくなっています。通信制限にかかったときのバックアップとしても十分機能します。特に「通話が多いか」「電波の安定性をどこまで求めるか」で評価が分かれます。

おすすめできる人

  • 通話が多い人:専用アプリを使えば国内通話が無料。メイン回線のかけ放題オプションを外せます。
  • 通信障害対策をしたい人:メインがドコモやソフトバンクなら、別系統の回線を持っておくことで通信障害時のリスクを分散しやすいです。
  • 楽天経済圏のユーザー:楽天市場でのポイント還元率が上がるため、実質的な維持費を安く抑えやすいです。

おすすめできない人

  • 電波の安定性を最優先する人:建物の奥や地下では、まだ大手3キャリアに劣る場面があります。
  • 月のデータ消費が500MB以下の人:最低維持費が1,078円かかるため、基本料0円のpovoなどのほうが安上がりです。
  • 回線の切り替え操作すら面倒な人:電波が弱くなった際の手動切り替えをストレスに感じるならおすすめしません。

サブ回線とは?メイン回線との違い

サブ回線とは、普段メインで使っている回線とは別に、補助的な役割として契約する2つ目のモバイル回線のことです。メイン回線は日常の主力、サブ回線は圏外や通信障害、通話料節約を補う保険と考えるとわかりやすいです。

最近はスマホを2台持ち歩くのではなく、1台のスマホに2つの通信会社のSIMを設定する「デュアルSIM」での運用が主流になっています。

メイン回線とサブ回線の役割を1台のスマホで示したデュアルSIMの図解

サブ回線のメリット

サブ回線を持つと、日々のスマホ利用に具体的な余裕が生まれます。

  • 地下でメイン回線が弱い時だけ、楽天モバイルの電波に切り替える。
  • 電話の発信は通話無料の楽天、データ通信は安定したahamoに固定する。
  • メイン回線のデータ容量が足りなくなった月だけ、楽天側で通信する。

用途ごとに回線の「いいとこ取り」ができるのが最大の強みです。

楽天モバイルをサブ回線で使う方法

楽天モバイルをサブ回線として取り入れるには、大きく分けて2つのアプローチがあります。

デュアルSIM

まずは今使っているスマホがeSIMとデュアルSIMに対応しているかを確認してから申し込むのが失敗しないコツです。

楽天モバイルを物理的なカードがいらない「eSIM」で契約し、メイン回線を従来の物理SIMカードのままにしておきます。最初は「通話だけ楽天」「データ通信はメイン回線」の設定にすると、料金も管理しやすく失敗しにくいです。

なお、eSIMを使う場合は端末側のeSIM対応が前提です。iPhoneはもちろん、AndroidでもPixelやGalaxyなどの対応機種なら同じようにデュアルSIM運用ができます。申し込み前に、楽天モバイル公式の対応製品ページでeSIM対応状況を確認しておくと安心です。

スマホ2台持ち

メインスマホとは別に、もう1台端末を用意するスタイルです。

外でパソコンをネットに繋ぐことが多いなら、この使い方はかなり相性が良いです。サブ端末をモバイルWi-Fiルーター代わりに使うことで、メインスマホのバッテリー消費を劇的に抑えられます。

【iPhone】楽天モバイルをサブ回線で使う方法

iPhoneはデュアルSIMの設定がわりと簡単です。eSIMで楽天モバイルを追加すれば、今の回線を残したまま2回線運用を始められます。

iPhoneで楽天モバイルをサブ回線として設定する3ステップの流れ図

まず確認:あなたのiPhoneはデュアルSIMに対応している?

大前提として、お使いのiPhoneが2回線同時に使える機種である必要があります。

楽天公式でも、iPhone XS / XS Max / XR以降でデュアルSIM利用が案内されています。数年前の機種からほぼ標準対応しているため、大半の方はそのまま利用できます。他社で購入した端末の場合はSIMロックが解除されているか事前に確認してください。

iPhoneデュアルSIM設定

楽天モバイルの申し込み完了後、「my 楽天モバイル」アプリを開きます。画面の案内に従って「開通手続き」を進めると、eSIMのプロファイルが数タップでiPhoneにダウンロードされます。

設定が終わったら、iPhoneの「設定」>「モバイル通信」を開き、それぞれの回線に「主回線」「仕事」などの分かりやすい名前(ラベル)を付けます。電話をかけるときにどちらの番号から発信するかを画面上で簡単に選べるようになります。

回線切り替え

iPhoneの画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開くと、電波のアンテナマークが2段になって表示されます。

「設定」の「モバイル通信」内で「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにしておくと、メイン回線の電波が悪くなったときに、自動的にもう一方の回線で通信をカバーしてくれます。

楽天モバイルをサブ回線にするメリット

楽天モバイルをサブ回線に入れるメリットは、大きく4つあります。

メリット具体的な恩恵
通話料の節約「Rakuten Link」アプリを使えば国内通話が原則無料。メイン回線のかけ放題オプション代を削れます。
通信のバックアップメイン回線で障害が起きたときや、電波が入らないときの予備回線として機能します。
ポイント還元アップ契約しているだけで楽天市場でのポイント還元率(SPU)が上がります。
海外での利用事前手続きなしで、毎月2GBまで海外ローミングが無料で使えます。

特に強いのは通話無料の恩恵です。仕事の問い合わせやお店への予約など、LINE通話では済まない発信が多いなら、これだけで元が取れます。

楽天モバイルをサブ回線にした場合のメリットとデメリットを比較した図表

楽天モバイルをサブ回線にするデメリット

ここを見落とすと、「思ったより安くない」「意外と使いづらい」と感じやすいです。

1つ目は、データ通信量の管理です。楽天モバイルは使ったデータ量に応じて料金が上がるプランです。月に3GBを超えると、自動的に1,078円から2,178円に料金が上がります。スマホのバックグラウンド通信などで意図せず3GBを超えないよう、端末側でデータ上限の警告設定をしておくなどの工夫が必要です。

2つ目は、通話まわりの使い勝手です。Rakuten Linkは便利ですが、iPhoneでは発信回線や着信回線の設定を事前に確認しておいたほうが安心です。仕事で使うなら、家族や自分の別番号で一度テストしておくのがおすすめです。

3つ目は、場所による電波の差です。プラチナバンドの整備は着実に進んでいますが、都市部から優先的にエリアが広がっているため、地方の山間部や地下深くの店舗などでは、まだ圏外になりやすい場所が残っています。

楽天モバイルをサブ回線にして後悔する人

楽天モバイルをサブ回線にすると、次のタイプは後悔しやすいです。

  • 月3GBのラインを頻繁に超えてしまう人:維持費が2,178円に跳ね上がるため、他社の定額プランのほうが安心です。
  • 電話の受発信をすべて1番号で完璧に管理したい人:iPhoneの場合、着信履歴が標準アプリとRakuten Linkで分かれるなど、管理に少しクセがあります。
  • サブ回線を“保険”ではなく“主力”として期待している人:「楽天さえあればどこでも完璧に繋がる」と過信すると、ふと入った地下の飲食店で不満を抱くことになります。

楽天モバイルをサブ回線で使う料金

楽天モバイルの料金体系は「Rakuten最強プラン」の一つだけです。月のデータ利用量に応じて3段階で自動的に料金が変動します。

料金プラン

  • 〜3GB:月額1,078円(最強家族割適用時 968円)
  • 3GB〜20GB:月額2,178円(最強家族割適用時 2,068円)
  • 20GB〜無制限:月額3,278円(最強家族割適用時 3,168円)

サブ回線として運用する場合は、最初のステップである「3GB未満・1,078円」に抑えるのが基本です。

楽天市場を使う人は実質負担を下げやすい

楽天モバイルは、楽天市場での買い物で得られるポイント(SPU)を支払いに充てることができます。

購入金額やキャンペーンのエントリー状況によって獲得ポイントは変動しますが、楽天市場をよく使う人ほど、実質の月額負担を大きく圧縮しやすい仕組みになっています。買い物の頻度が高いなら、表示されている1,078円よりもずっと軽い負担で維持することが可能です。

サブ回線のおすすめ組み合わせランキング

楽天モバイルと他社回線のおすすめ組み合わせを比較したランキング図

メイン回線と楽天モバイルをどう組み合わせるのが正解か。月額維持費・通話の強さ・通信の安定性の3つの軸で、おすすめのペアを紹介します。

1位:povo × 楽天モバイル

  • 向いている人:維持費の安さと安心感のバランスを極めたい人
  • 月額目安:約1,078円〜
  • 強み:普段は楽天(3GB・1,078円)を使い、圏外のときだけpovoの「データ使い放題(330円)」を買う運用が可能。約1,000円強で、別系統の回線を2つ持てるのが強みです。
  • 弱み:povo側のトッピング購入を手動で行う手間がかかります。

2位:ahamo × 楽天モバイル

  • 向いている人:通信の安定と通話無料を両立させたいビジネスパーソン
  • 月額目安:約4,048円(2,970円+1,078円)
  • 強み:ドコモ網のahamo(30GB)をデータ通信のメインにし、長電話の発信だけを楽天で行います。大手キャリアの無制限プラン単独よりも安く、強固な安定性を確保できます。
  • 弱み:サブ回線構成としては毎月のトータルコストがやや高めになります。

3位:LINEMO × 楽天モバイル

  • 向いている人:都市部での生活が中心で、SNSをよく使う人
  • 月額目安:約2,068円(990円+1,078円)
  • 強み:LINEのデータ消費がゼロになるLINEMO「ベストプラン(3GB以下・990円)」と組み合わせます。約2,000円でLINEを使いつつ通話無料の環境を作れます。
  • 弱み:どちらの回線も都市部に強いため、地方の山間部などでは電波の弱さを補完しきれないケースがあります。

4位:日本通信 × 楽天モバイル

  • 向いている人:毎月のスマホ代をとにかく限界まで下げたい人
  • 月額目安:約1,368円(290円+1,078円)
  • 強み:ドコモ網を月額290円(1GB)から維持できる日本通信を「お守り」として持ち、メインの通信と通話を楽天で行います。圧倒的な低価格で2回線維持が可能です。
  • 弱み:日本通信側は、お昼休みなどの回線混雑時に通信速度が落ちやすい傾向があります。

楽天モバイルとpovoはどっちがサブ回線におすすめ?

楽天モバイルとpovoのどちらがサブ回線向きかを判断するフローチャート

「予備の回線を持とう」と考えたとき、真っ先に悩むのが楽天モバイルとpovo 2.0です。3つの比較軸で見てみましょう。

料金比較

維持費を極限まで下げやすいのはpovo 2.0です。必要なときだけトッピングを買う運用ができるので、予備回線としての相性がかなりいいです。楽天モバイルは最低でも月額1,078円の固定費がかかります。

通信速度比較

通信の「安定性」では、auのメイン帯域を利用しているpovo 2.0のほうが、混雑時でも速度が落ちにくく安定します。楽天モバイルも十分な速度が出ますが、建物の中など遮蔽物がある場所では、電波が弱まるケースがpovoに比べて目立ちます。

おすすめの人

楽天モバイルをサブにすべき人:
「お店の予約などで電話をかける機会が多い」「楽天市場でよく買い物をする」。能動的に回線を活用して通話料やポイントのリターンを得たい人に向いています。

povoをサブにすべき人:
「普段はメイン回線だけで十分だが、大規模な通信障害が起きたときだけ使える予備が欲しい」。いざという時の受動的なお守りとして持っておきたい人に向いています。

楽天モバイルをサブ回線で契約する手順

店舗に行かなくても、スマホ一つで簡単に契約手続きが完了します。「eSIM」なら最短数分で使い始めることが可能です。

STEP
事前準備

マイナンバーカードなどの本人確認書類と、お使いのスマホが楽天モバイルに対応しているかチェックします。

STEP
申し込み

公式サイトまたはアプリから申し込みます。サブ回線用として新しい電話番号を発行するか、今の番号を乗り換えるかを選び、SIMのタイプは「eSIM」を指定します。

STEP
本人確認

画面の指示に従って自分の顔と身分証をスマホのカメラで撮影する「AIかんたん本人確認(eKYC)」を使えば、郵送物を待つ必要がありません。

STEP
開通手続き

審査通過のメールが届いたら、「my 楽天モバイル」アプリから開通手続きを行い、スマホに設定をダウンロードすれば完了です。

※すでに楽天モバイルを契約中で、2回線目を追加で申し込みたい場合は、1回線目の開通が完了した後に、my 楽天モバイルから追加申し込みを行う流れになります。

楽天モバイルのキャンペーン

契約するなら、初期費用を抑えたりポイントをもらったりできるキャンペーンは確実にチェックしてください。

キャンペーンの条件やポイント付与数は時期によって変動するため、申し込み前に必ず公式サイトを確認しましょう。2026年3月時点では、主に以下のような特典が展開されています。

  • 事務手数料0円:初期費用なしで契約できます。
  • ポイント還元や割引施策:乗り換え向けのポイント還元や、対象端末の購入とセットで割引を受けられるプログラムがあります。

楽天モバイルのサブ回線に関するよくある質問

1回線目を申し込んだ直後に、2回線目も同時に申し込みできますか?

複数回線を希望する場合は、同時ではなく「1回線目の開通後に追加申し込み」という手順になります。

自分の名義で、最大何回線まで契約できますか?

1つの楽天IDにつき、最大で10回線まで契約が可能です。

データ通信をまったく使わなくても、楽天市場のポイント倍率は上がりますか?

はい、上がります。月のデータ利用量が0GBだったとしても、楽天モバイルを契約している状態であればポイントアップの対象となります。

サブ回線を入れることで、メイン回線のデータ消費を節約できますか?

はい、可能です。動画を見る時だけスマホの設定でデータ通信を「楽天モバイル」に切り替えることで、メイン回線のデータ容量を温存し、結果的にプラン料金を下げるという使い方ができます。

まとめ

楽天モバイルをサブ回線として導入することは、通信障害への不安をなくすだけでなく、毎月の通話料金を削り、楽天経済圏での獲得ポイントを増やすという明確なリターンがあります。

「通話料を気にせず電話したい」「メイン回線の通信障害やギガ不足に備えたい」という悩みを抱えているなら、月額1,078円から始められる楽天モバイルは、あなたのスマホ環境を劇的に快適にするピースになるはずです。

逆に、ほとんど電話をかけず、非常時の保険だけを最安で持ちたいなら、楽天よりpovoのほうが合うケースもあります。

メイン回線の弱点を埋めたいなら、デュアルSIMで楽天モバイルを足す選択肢はかなり有力です。

楽天モバイル公式サイトはこちら

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この記事を書いた人

SIMトクは、楽天モバイルを中心に通信キャリアの制度・仕様・契約条件を中立的に整理する解説サイトです。

「安さ」ではなく、「向いているかどうか」を判断できる材料を提供することを目的とし、場合によっては「やめた方がいい」という結論も明確に示しています。

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