「楽天モバイル、外ではサクサクなのに建物に入ると急に圏外になる」
「自宅の電波が弱くて、通話が途切れてしまう」
こんなふうに、楽天モバイルの電波状況でお困りではありませんか。
いきなり「楽天モバイルはダメだ、乗り換えよう」と判断するのは少し早いです。実際、機内モードのオンオフや4G固定といった簡単な操作だけで改善するケースは珍しくありません。
お急ぎの方のために、結論からお伝えします。
- 今すぐ外で直したい:機内モードのオンオフ、再起動、4G固定を試す
- 家の中だけ弱い:窓際にスマホを置く、Wi-Fi通話、Rakuten Casaを検討する
- どうしても直らない:公式の「電波改善・調査依頼」から要望を出す
まずは上から順に試し、それでも改善しない場合だけフォーム送信やRakuten Casaを検討してください。
まずはスマホですぐ試せる改善方法から見ていきます。そのうえで、自宅対策や電波改善要望フォームの出し方、改善までの現実的な見通しも整理しました。
基本的なトラブル解決の手順については「楽天モバイルが繋がらないときの原因と対処法」でも網羅的に解説していますので、あわせて参考にしてください。

楽天モバイルの電波が悪い原因
なぜ楽天モバイルは場所によって繋がりにくくなるのか。主な原因は以下の4つです。
1.7GHz帯が主力で、建物の中や地下では弱くなりやすいから
楽天モバイルの主力である1.7GHz帯は、通信速度が出やすい一方、障害物にはあまり強くありません。
そのため、鉄筋コンクリートの建物の中や地下、高層ビルの陰などに入ると、屋外の良好な状態から一気に弱くなる傾向があります。
プラチナバンドの整備がまだ発展途上
ドコモやau、ソフトバンクは、障害物を回り込みやすい「プラチナバンド」を全国に張り巡らせています。
楽天モバイルもプラチナバンドの運用を開始しましたが、全国の建物の奥深くまでカバーするにはまだ時間がかかります。
混雑しやすい場所では速度低下が起きることがある
電波の性質だけでなく、人が多すぎることも原因になります。
通勤時間帯の主要駅やイベント会場など、基地局へのアクセスが集中すると、アンテナが立っていても通信が極端に遅くなることがあります。
スマホ端末側の対応バンドや設定の問題
意外と見落としがちなのが、スマホ側の要因です。
楽天回線に十分対応していない端末(他社で買ったものや古い機種など)を使っている場合、楽天の電波をうまくキャッチできず通信が不安定になることがあります。また、古いOSのままだったり、eSIMの設定がうまくいっていなかったりして電波を掴めないケースも少なくありません。
楽天モバイルの電波を改善する方法

まずは、手間が少なくて試しやすいものから順に見ていきます。
| 状況 | まず試すこと |
|---|---|
| 外で急に圏外 | 機内モードオンオフ、再起動 |
| 5Gで不安定 | 4G固定 |
| 自宅だけ弱い | 窓際、Wi-Fi通話、Rakuten Casa |
| ずっと改善しない | 公式フォーム送信 |
1. 機内モードのオン・オフを試す
一番手軽で効果が高いのがこれです。
スマホは遠くの弱い基地局の電波を掴んだまま、うまく切り替えができないことがあります。機内モードを数秒だけオンにしてまたオフにすると、スマホが強制的に近くの強い電波を探し直してくれます。
2. スマホを再起動する
機内モードでダメなら、端末の電源を切って再起動してください。これだけで通信が正常に戻ることもよくあります。
3. モバイルデータ通信のオン・オフを試す
設定画面やコントロールセンターから、モバイルデータ通信(モバイルネットワーク)のスイッチを一度オフにし、再度オンにしてみるのも有効なリセット方法です。
4. 5Gをオフにして「4G固定」にする
5Gエリアの境界線あたりにいると、スマホが不安定な5Gを無理に掴もうとして、通信が途中で止まったようになる、いわゆる「パケ止まり」が起きやすくなります。
この場合、スマホの設定画面から5G通信をオフにし、「4G(LTE)」のみに固定してみてください。通信が途切れにくくなり、安定感が増します。
5. OSとキャリア設定を更新する
スマホのOSや、通信のための「キャリア設定」が古いままになっていると、基地局とのやり取りがうまくいかないことがあります。
設定画面から最新のアップデートが来ていないか確認してください。
6. SIMカードを抜き差しする
物理的なSIMカードを使っている場合、金属の接点部分のわずかな汚れが原因で通信が途切れることがあります。
電源を切り、SIMカードを取り出して柔らかい布で優しく拭いてから、再度セットしてみてください。
自宅の電波が悪いときの改善方法

自宅だけ電波が弱いと、通話やテザリングに支障が出やすくなります。
屋内の状況に特化した対策は「楽天モバイルが屋内で繋がらない原因と対策」でも深掘りしています。

家の中で電波が入りやすい場所を確認する
電波は壁で大きく減衰するため、まずは家の中で電波が入りやすい場所を探しましょう。
一般的には窓際が強いとされますが、建物の向きや周囲の環境によっては「ベランダ側」「高い位置」「特定の部屋」だけアンテナが立つことがあります。
※ただし、最近の省エネ住宅で使われる特殊な窓ガラス(Low-Eガラス)は電波を反射しやすいので注意が必要です。
Wi-FiがあるならRakuten Linkで通話する
自宅に光回線などのWi-Fi環境があるなら、モバイル回線が圏外でも電話はできます。
通話アプリ「Rakuten Link」は、Wi-Fiに繋がっていればインターネット経由で発着信が可能です。「家の中だけ楽天の電波がない」という場合は、Wi-Fiルーターの近くで通話を試してみてください。
※通話条件や相手側の表示環境によっては、通常の発信時と挙動が異なる(非通知になるなど)場合があります。
自宅の電波を根本的に改善したいときの選択肢「Rakuten Casa」
どうしても家の中全体に電波を届けたい場合は、自宅用小型基地局「Rakuten Casa」の導入を検討してください。これについては後ほど詳しく解説します。
楽天モバイルの電波改善要望の出し方

自分の設定でどうにもならない場合は、楽天モバイル公式へ「電波改善・調査依頼」を出しましょう。
フォームへのアクセス手順
電波の改善要望は、単なるお問い合わせ窓口とは別の専用ページを使います。
- 楽天モバイル公式サイトの「お問い合わせ」へ進む
- 「楽天回線の電波改善要望・調査のご依頼」を選ぶ
- 「電波改善・調査専用フォームに入力する」へ進む
- 必要事項を入力して送信する
※フォームの画面名や導線は変更されることがあるため、見つからない場合は「お問い合わせ」ページ内で「電波改善」や「調査依頼」といった文言を探してください。
入力前に用意するもの
フォームに入力する際、以下の情報を手元に整理しておくとスムーズです。
- 契約電話番号
- 発生場所: 番地だけでなく、階数や部屋の奥などの詳細
- 利用端末: iPhone 15、Galaxy S23など
- 症状: 圏外、通話しづらい、通信が遅いなどから選択
- 回答希望の有無: 調査結果の連絡が欲しいか
伝わりやすい書き方とNG例・良い例
調査担当者が「どのレベルの対策が必要か」を判断できるよう、比較情報を入れるのがコツです。
【悪い例】
家でつながりません。改善してください。
これでは調査に必要な情報が不足しやすくなります。
【良い例】
○○市○○町の自宅マンション5階で、20時以降に通信速度が極端に低下します。ベランダ側に出ると改善しますが、寝室では常にアンテナ1本以下になります。
このように時間帯、場所の詳細、症状を具体的に書くことで、より精度の高い調査をしてもらいやすくなります。
なお、フォーム送信だけで必ず改善が約束されるわけではないため、急ぎで困っている場合はWi-Fi通話やRakuten Casaなども並行して検討するのがおすすめです。
電波改善要望を出すとどうなる?
要望を出したからといって、すぐに工事が始まるわけではありません。
周辺の電波状況のシミュレーションと調査
まず、入力された住所をもとに、周辺の基地局のデータからシミュレーションが行われます。
申請内容によっては、周辺エリアの実際の電波状況の確認や調査が行われることもあります。
つまり、フォーム送信は「すぐ直してという申請」というより、「その場所の困りごとを楽天モバイル側に伝える手続き」と考えるとズレません。
既存設備の調整で済むか、新規基地局が必要か
既存設備の調整で対応できる場合は、比較的早く改善する可能性があります。
しかし「新しい基地局を建てる必要がある」と判断された場合、土地の交渉や工事を含めて数ヶ月から年単位の時間がかかるケースも珍しくありません。
改善されないケースもある
残念ながら、調査の結果どうしても改善が難しいと判断されるケースもあります。
- 建物の構造が原因: エリア自体は問題ないが、分厚いコンクリートなどに阻まれている
- 新規基地局の設置が困難: 周辺に適切な用地がない
- 地域全体の優先順位が低い: 改善まで時間がかかる場合がある
このような場合は、待つだけでなく代替策を取る必要があります。
楽天モバイルの電波改善はいつされる?
回答が来たとしても、具体的な工事日や改善完了日まで案内されるとは限りません。
エリア改善は段階的に進んでいる
改善は一気ではなく、主要エリアから順次拡大されています。プラチナバンドの展開や5Gエリアの拡大は確実に進んでいますが、自分の生活圏がいつ良くなるかをピンポイントで予測するのは困難です。
待つだけでなく代替策も持っておく
正直、ここはユーザー側でできることが限られます。
だからこそ、待つだけでなくRakuten CasaやWi-Fi通話の活用、あるいはサブ回線の利用など、実務的な代替策を持っておいた方が安心です。
Rakuten Casaとは?電波改善できる?
自宅の電波を根本的に改善したいときの選択肢が「Rakuten Casa(楽天カーサ)」です。
自宅のインターネット回線を使って通信環境をサポートする機器
Rakuten Casaは、自宅に引いてあるインターネット回線(光回線など)に繋ぐことで、家の中に楽天モバイルの電波を飛ばす小型の装置です。
外の基地局からの電波が届かない地下室やマンションの奥の部屋でも、安定した通信環境を作ることができます。
導入条件と注意点
非常に便利な機器ですが、誰でも使えるわけではありません。
- 指定の回線が必要:「楽天ひかり」など、楽天モバイルが指定するインターネット回線を契約している必要があります。
- レンタル品であること:本体代や月額料金は無料ですが、あくまでレンタルです。
- 違約金に注意:解約時などに機器を返却しなかったり、紛失・破損したりすると、高額な違約金が発生する場合があります。
利用条件や対応回線、機器の返却条件は変更される可能性があるため、申し込み前に必ず公式ページで最新情報を確認してください。
楽天モバイルの電波があるのに繋がらない原因
この症状は珍しくありません。主な原因は次の通りです。
人混みでの回線混雑
アンテナ表示はあくまで「電波の強さ」であって「回線の空き状況」ではありません。通勤ラッシュやイベント会場など、人が密集する場所ではデータの通り道が混み合い、通信がストップしてしまうことがあります。
楽天回線に十分対応していない端末を使っている
アンテナは立っていても、端末が楽天モバイルでの利用に十分対応していないと、特定の条件下で通信が不安定になることがあります。
APNやプロファイルの設定エラー
他社から乗り換えたばかりのスマホで起こりやすい原因です。
iPhoneなら以前の通信会社の「プロファイル」が残ったままになっている、AndroidならAPN設定が正しく行われていないと、インターネットの出口が見つからず通信できません。
通信障害の可能性
特定の場所で急に繋がらなくなった場合は、メンテナンスや通信障害の可能性があります。
Wi-Fiなど別の回線を使って、楽天モバイル公式サイトの「通信障害のお知らせ」ページを確認してみてください。
楽天モバイルのエリア確認方法
エリア確認は、公式マップと実機チェックの両方で見るのが確実です。
エリアマップは「住所検索」で確認する
公式サイトのエリアマップを見る時は、大まかな色分けで満足せず、調べたい場所の住所を直接入力して地図を拡大してください。
また、マップ上で「今後拡大予定のエリア」を確認できる機能がある場合は、数ヶ月先の改善予定を大まかに把握できます。
エリア内=必ず快適とは限らない
公式マップでエリア内と表示されていても、建物の構造や混雑状況によっては実際の使い勝手に差が出ることがあります。マップはあくまで屋外での目安として捉えてください。
手元のスマホで直接電波を探す
とくに自宅と勤務先の両方で不安がある場合は、どちらか一方だけで判断しないことが大切です。契約後であれば、症状が出る地点をピンポイントで確認しましょう。
スマホのネットワーク選択を「自動」から「手動」に切り替え、周囲の電波をスキャンします。一覧の中に「Rakuten」や、端末によっては「440 11」という表示があれば、その地点には楽天モバイル自社の電波が飛んでいることが確認できます。
楽天モバイルの電波が改善しない場合の対処法

何度か対策しても、自宅や勤務先、最寄り駅など、生活圏の複数の場所で不便を感じるなら、サブ回線や乗り換えも現実的な選択肢です。
圏外時だけau回線などのサブ回線に切り替える運用
1台のスマホに2つのSIMを入れる「デュアルSIM」運用です。
たとえばau回線のサブ回線を追加しておけば、地下や屋内で楽天モバイルが不安定なときの強力な保険になります。普段は無制限の楽天モバイルを使い、圏外になった時だけサッとサブ回線に切り替える使い方です。
デュアルSIMを使った具体的な運用例については「楽天モバイルをサブ回線・デュアルSIMで使うメリット」の記事も参考にしてください。

生活に支障が出るなら乗り換えも検討
「デュアルSIMの設定が面倒」「メインの電話番号で常に安定して通話したい」という場合は、無理せず他社への乗り換え(MNP)を検討しましょう。
楽天モバイルは契約期間の縛りや解約違約金がありません。ahamoやUQ mobile、LINEMOなど、ご自身の行動範囲で一番繋がりやすいキャリアを選ぶのも立派な解決策です。
よくある質問
- 電波改善要望フォームの送信は無料ですか?
-
はい、楽天モバイル公式サイトなどから、基本的に費用をかけずに送信できます。
- フォームを送ったあと、返信が来ないことはありますか?
-
申請内容や回答希望の有無によって、すぐに個別連絡が来るとは限りません。まずは送信完了画面や受付メールの有無を確認し、必要に応じてサポート窓口も確認してください。
- 自宅だけ電波が悪い場合は、まず何を試せばいいですか?
-
まずは窓際やベランダ側など、家の中で電波が入りやすい場所を探してください。それでもダメならWi-Fi通話(Rakuten Link)を試し、根本的に解決したい場合はRakuten Casaの導入を検討するのがおすすめです。
- 電波改善要望・調査依頼を出すと必ず改善されますか?
-
必ず改善されるわけではありません。アンテナの調整で済むケースもあれば、新たな基地局が必要で年単位の時間がかかるケース、建物の構造上どうしても改善が難しいケースなど様々です。
- Rakuten Casaは誰でも申し込めますか?
-
誰でも申し込めるわけではありません。楽天モバイル(Rakuten最強プラン)を契約していることに加え、ご自宅のインターネット回線が「楽天ひかり」など、楽天モバイルが指定する対象の固定回線である必要があります。
- 電波(アンテナ)はあるのに通信できないのはなぜですか?
-
人混みで基地局が混雑している、あるいはスマホ内に以前使っていた他社のプロファイル(APN設定)が残っていて通信が阻害されている可能性があります。機内モードのオンオフや、不要なプロファイルの削除を試してください。
- 4G固定にすると何が変わりますか?
-
5Gエリアの境界付近で電波が不安定になり、通信が止まってしまう現象を防ぐことができます。通信の最高速度は落ちますが、途切れにくく安定して使えるようになります。
まとめ
楽天モバイルの電波が悪いと感じたら、まずは「機内モードのオンオフ」や「4G固定」を試してみてください。
自宅環境なら、スマホを窓際に置く、Wi-Fi通話を使う、あるいはRakuten Casaの導入が有効です。
それでも直らない場合は、公式の電波改善要望フォームから具体的な状況を報告しましょう。すぐに改善される確約はありませんが、地域全体の通信品質を上げるための大切なデータになります。
もし何度か対策しても生活圏内で支障が出る場合は、サブ回線を追加してデュアルSIMで運用しておくのが、現在の最も賢い使い方です。
