デパ地下やビルの地下店舗、地下駐車場などで、楽天モバイルが急に圏外になって困ったことはありませんか。
レジ前でQRコード決済が開けない、待ち合わせの連絡が送れないとなると、かなり焦りますよね。
この記事では、楽天モバイルが地下で圏外になりやすい原因をわかりやすく整理したうえで、今すぐ試せる対処法、今後の改善見込み、そして地下利用が多い人に楽天モバイルが合っているかどうかも解説します。
楽天モバイルは地下で圏外になる?結論
結論から言うと、楽天モバイルは、地下では今でも圏外になりやすい場面があります。しかし、すべての地下空間で使えないわけではなく、状況は少しずつ改善してきています。
なお、地下で起こるトラブルには「完全に圏外になるケース」と「アンテナは立っているのに通信しづらいケース」があります。この記事では、特に「圏外になってしまうケース」を中心に見ていきます。

地下では圏外になりやすいケースがある
地下で繋がりにくいことは、楽天モバイルでよく挙がる悩みのひとつです。物理的な障害物が多い場所では、電波が弱くなったり圏外になったりする事象が報告されています。
楽天モバイルが地下で弱くなりやすい大きな理由のひとつは、メインで使っている電波が地下や建物の奥まで届きにくいことです。主力である「1.7GHz帯」という周波数の電波は直進性が強いため通信速度は速いのですが、分厚いコンクリートや土砂を回り込むのが苦手です。そのため、地下深くやビルの地階などでは、どうしても電波が届きにくい場所ができやすくなります。
地下でも繋がる場所はある
ただし、すべての地下空間で使えないわけではありません。
主要な地下街や大規模商業施設の地階など、設備が整っている施設では問題なく使えるケースもあります。
最近は改善してきている
2024年6月にプラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスが始まってから、以前より使いやすくなったと感じる声もあります。
プラチナバンドは障害物を回り込んで奥まで届きやすい特性を持っているため、以前より改善を感じる声もあります。ただ、場所によって差が大きいのが実情です。設備の導入状況によって、繋がりやすさが大きく変わります。
まずはその場でできる対処法を試し、それでも地下で繋がらない場面が多いなら、利用環境に合っているか見直すのがおすすめです。
楽天モバイルが地下で圏外になりやすい主な原因
楽天モバイルが地下で繋がりにくいと感じる背景には、主に4つの物理的・技術的な原因があります。楽天モバイル全体の繋がりにくさについては、別記事の「楽天モバイルが繋がらない原因と対処法」でも詳しくまとめています。

地下構造による電波遮断
そもそも地下は、スマホの電波が届きにくい場所です。
地下では、地上から届く電波がコンクリートや鉄筋に遮られやすく、奥に入るほど弱くなります。入り口付近なら地上の電波が漏れ入って繋がることがあっても、建物の奥深くに進むと通信を維持するのが難しくなります。
プラチナバンドの整備状況
もう一つの大きな理由は、障害物を回り込みやすい「プラチナバンド」の基地局数の差です。
大手3キャリアは長年かけて全国の地下やビル内にプラチナバンドの網を構築してきました。対して、楽天モバイルがプラチナバンドの運用を開始したのは2024年の半ばからです。現在は順次拡大中の段階であり、その恩恵を受けられるエリアはまだ限られています。メインの電波が届かない地下では、プラチナバンドによるサポートがないと圏外になりやすい状況です。
ビルや地下街の電波環境
ビル地下で安定して使うには、建物側に屋内基地局や専用アンテナが入っているかどうかが大きく影響します。
他キャリアは多くのビルに設備を入れていますが、後発の楽天モバイルはすべての施設で対策が完了しているわけではありません。専用設備がない地下施設では、弱い地上波を拾おうとして接続が不安定になることがあります。
利用者集中による回線混雑
アンテナ表示があっても通信しづらい、いわゆる回線混雑が起きることもあります。
地下街やターミナル駅など、狭い空間に大量の人が密集する場所では、一つの基地局が処理できるデータの限界を超えてしまうことがあります。お昼休みや帰宅ラッシュなどの時間帯は、電波は届いていても一時的な速度低下や接続エラーが発生する可能性があります。
楽天モバイルが地下で圏外になる場所の例
具体的にどのような場所で繋がりづらくなるのか、代表的な例を挙げます。事前に知っておくことでトラブルを回避しやすくなります。
地下街
地下街では通路では使えていても、店舗の奥に入った途端に決済アプリが開かなくなることがあります。建物の太い柱やお店の什器が、電波の通り道を遮ってしまうためです。
デパ地下や地下の商業施設
百貨店のデパ地下などは、冷蔵ケースや厨房設備など金属製のものが多く、電波が反射・干渉しやすい環境です。特に食品売り場の奥まった場所やバックヤードに近いエリアは、専用アンテナからの距離も遠くなりがちです。
ビル地下
オフィスビルや雑居ビルの地下1階・2階にある飲食店などは、繋がりづらいスポットの代表格です。窓がなく分厚いコンクリートに囲まれているため、お店側が専用の小型アンテナなどを導入していない限り、地上の電波はほぼ届きません。
地下駐車場
地下駐車場は、コンクリート構造に加え、周囲を金属である車が埋め尽くしているため、電波が乱反射します。他キャリアでも弱い場所ですが、楽天モバイルの場合は完全な圏外になるリスクが高めです。
楽天モバイルが地下で繋がらない時の対処法

もし地下で通信ができなくなってしまった場合、まずは「移動 → 機内モード → Wi-Fi」の順で試すと、短時間で改善するか判断しやすいです。
なお、その場所だけで圏外になるなら電波環境の問題の可能性が高く、地上に出ても戻らない場合は端末やSIMの不具合も疑われます。
地上や窓の近くへ移動
一番確実で手っ取り早いのは、物理的に電波が届く場所へ移動することです。地下街なら地上への出口付近や階段、吹き抜けになっている場所へ数メートル移動するだけで、地上の電波を拾って改善することがよくあります。
機内モードオンオフ
スマホが弱い電波を掴んだまま通信できなくなっている時は、一度「機内モード」をオンにし、数秒待ってからオフに戻してみてください。通信の接続がリセットされ、その場で一番強い電波を掴み直してくれることがあります。
Wi-Fiを利用
多くの地下街やカフェにはフリーWi-Fiが飛んでいます。楽天モバイルの「Rakuten Link」を使えば、Wi-Fi環境下でも自分の携帯番号で電話の発着信が可能です。電波がない地下でも、Wi-Fiさえあれば通話ができるのは大きなメリットです。
スマホ再起動
機内モードの切り替えでも直らない場合は、スマホ本体を再起動しましょう。端末の中で起きている一時的なシステムエラーが原因で通信不良になっている場合、再起動で直ることがあります。
4G / 5G切り替え
地下で5Gの電波を中途半端に拾ってしまうと、通信が止まってしまうことがあります。スマホの設定画面から「4Gのみ」に固定することで、より広範囲に届く4Gの電波に安定して接続できるようになる場合があります。
障害情報やエリア情報を確認する
特定の場所で急に全く繋がらなくなった場合、楽天モバイルの通信障害が起きている可能性もあります。Wi-Fiなどを利用して、公式サイトの障害情報や、現在地が楽天回線エリア内かどうかを確認してみてください。自宅や職場など、いつも使う場所で頻繁に圏外になるなら、エリアの相性そのものを見直した方がいいかもしれません。
SIMカードを差し直す
その場所だけでなく、地上に出ても繋がらない状態が続くなら、SIMカードの接触不良の可能性があります。一度スマホの電源を切り、SIMカードを抜き差ししてから再起動してみてください。
その他の電波改善テクニックについては、「電波を改善・安定させる方法」でもまとめています。
楽天モバイルの地下電波は今後改善する?
地下での繋がりにくさは、今後時間をかけて少しずつ改善していく見込みです。
プラチナバンド
改善の鍵となるのがプラチナバンドの展開です。これまで1.7GHz帯が届かなかったビルの地階や地下街の「隙間」に電波が回り込むようになるため、繋がりやすくなる可能性があります。
基地局増設
楽天モバイルは基地局の増設や屋内対策を進めており、地下のように電波が届きにくい場所でも使いやすくなるよう改善を続けています。
楽天の通信品質改善施策
アンテナを増やすだけでなく、ソフトウェア面での改善も進んでいます。混雑しやすい場所でも通信しやすくなるような改善も進んでおり、地下エリアでの速度低下の緩和が期待されます。
ただし、プラチナバンドや基地局整備は進んでいますが、改善スピードには地域差があります。今すぐ全国どこでも劇的に改善するというより、使いやすい場所が少しずつ増えていくと考えた方が現実的です。
地下利用が多い人に楽天モバイルはおすすめ?

自身のライフスタイルに合わせて、楽天モバイルをメインとして使い続けるかどうかの判断基準をまとめました。
向いている人
地下での利用が多くても、以下のような方には楽天モバイルが使いやすい可能性があります。
- 毎月のデータ使用量が多い人: 月額3,278円(税込)でデータ無制限という料金設定は魅力です。地下で一時的に繋がりにくいことがあっても、コストを重視するなら有力な選択肢です。
- 職場の地下にWi-Fiがある人: 滞在時間の長い場所にWi-Fi環境があれば、電波の弱さはカバーできます。
向いていない人
一方で、次のような方はストレスを感じるかもしれません。
- 地下での重要な業務連絡が多い人: 電波の安定性が仕事に直結する場合、一瞬の圏外が支障になることもあります。現状の網羅性を求めるなら大手キャリアの方が安心です。
- 地方の古い地下施設によく行く人: 都市部の新しい施設に比べ、地方のビル地下などはどうしても設備対策が後回しになりがちです。
地下での安定性を最優先するなら大手回線、料金とデータ無制限のバランスを重視するなら楽天モバイル、という考え方で選ぶと判断しやすいです。
他のユーザーがどう感じているか気になる方は、「楽天モバイルの評判・口コミ」も参考にしてみてください。

よくある質問
- 地下で圏外になるのは普通?
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地下で電波が弱くなること自体は、どのキャリアでも起こり得る物理的な現象です。しかし「他社は繋がるのに楽天モバイルだけ圏外になる」という場合は、その場所の基地局の密度不足や、プラチナバンドが未整備であることが原因と考えられます。
- 地下でも電波が入る場所はある?
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はい、存在します。大規模な地下街の主要通路や、屋内基地局や共用アンテナが整備されている建物、または地上出口付近などでは、通信が可能です。
- 故障の可能性はある?
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地下だけで繋がらないなら故障より電波環境の問題の可能性が高いです。地上に出ても改善しない、他の人は繋がっているのに自分だけ繋がらない、といった場合は端末やSIMも疑いましょう。
- 地下で圏外になったあと地上でも戻らないときはどうする?
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地上に出ても圏外のままの場合は、スマホが電波をうまく掴み直せていないか、一時的な不具合が起きています。まずは機内モードのオンオフを試し、それでもダメならスマホの再起動を行ってください。
まとめ
楽天モバイルは、地下では圏外になりやすい場面がある一方で、場所によっては問題なく使えるケースもあります。
- 主力としている電波の特性上、地下深くや奥まった場所には届きにくい
- 圏外になったら、まずは「移動・機内モード・Wi-Fi」の順で対処法を試す
- その場所だけで圏外になるなら電波環境、地上でも繋がらないなら端末やSIMの不具合を疑う
- 少しずつ改善は進んでいるが、地下利用が多いなら自分の環境に合わせてキャリア選びを見直す
まずは今回ご紹介したすぐできる対処法を試しつつ、普段よく使う場所でストレスなく使えるかを確認してみてください。
